小荒島岳 ニリンソウが咲き乱れ

 日本百名山、荒島岳の前衛峰にあたる小荒島岳です。それでも1186mもあります。
 向こうに深田久弥が幼いころから愛した荒島岳がドーンとそびえていました。でも高さで500mは急坂を登る先でした。現在のわたしの体力からすると、この辺りで留めておくのが賢明かと判断。わたしだけはここでピストンとしました。
 仲間3人は頂上を踏破しました。若干の心残りはありましたが、久しぶりの1000m峰と咲き乱れる高原の花々に大満足でした。

 ニリンソウ(二輪草)が見事でした。山道の両脇に、これほどに咲き乱れているのは初めてでした。

 ヤマブキでしょうか。咲き乱れていました。

 小荒島岳からも雪を残した白山が、堂々とそびえていました。

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越前大野 弥生旅館のおいしい夕飯

 日本百名山の荒島岳登山の前夜(4日)は、越前大野の「弥生旅館」に泊まりました。城下町の一角にある古い旅館のようです。
 1泊夕食付きで1万4000円足らず。この物価高のおり、はなはだリーズナブルな宿でしたが、その夕食にも大満足でした。
 この日は、取立山などに登りました。たくさんの山の花に癒されました。ただし山道は予想外にハードでした。おまけに真夏を思わせる日射に干上がりました。
 乾杯のビールが最高にうまかったです。

 まずはお造りです。

 酢のものはカニです。

 揚げたての天ぷらには、抹茶塩をつけました。ひと口ではほおばり切れない大きなエビでした。

 焼き魚はウナギとサワラかなにかでした。

 
鉄板では牛と鶏肉を焼きました。

 締めのうどんは辛味大根が効いて、最後までいただきました。
 ご飯もおいしそうだったので、ひと口だけいただきました。もう満腹でした。

 デザートまで食べ尽くしました。

 10畳ほどの部屋で4人相部屋でした。
 洗面所やトイレなどもリニューアルされたばかりで、気持ちよかったです。
 温泉はなく内風呂です。わたしたりは山を下りてすぐに日帰り温泉に行って汗を流していました。

 風情がある城下町の町並みの一角にあります。

 弥生旅館
 0779-66-2860
 福井県大野市元町10-19

 側溝のふたもおしゃれでした。

 山の上に越前大野城の天守閣がそびえていまいた。

 時計塔の向こうには、翌日に登る荒島岳がそびえていました。

山の花咲き乱れる こつぶり山・取立山 

 ゴールデン・ウイークの最高の日和となった4、5日、日本百名山の越前・荒島岳に出かけました。
 初日は近くのこつぶり山と取立山を巡りました。ミズバショウ(水芭蕉)の群生地もありました。次々に現れる花々にレンズを向けるのが忙しかったです。
 雪を残した白山も眺めることができて、久しぶりの1000㍍峰を楽しみました。

 稜線近くの雪渓の雪解け水が流れ込む湿地に、ミズバショウが見事に咲いていました。

 サンカヨウ(山荷葉)が、白い小花をいっぱいにつけていました。水に濡れると透明になりますが、この日和では純白でした。

 イワウチワ(岩団扇)はピンクの花をいっぱいに開けていました。

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京都を歩く そすいさんぽ 鴨川運河コース

 琵琶湖疏水を巡る「そすいさんぽ」の後編は、四条大橋から南下。伏見を抜けて宇治川に放流される三栖閘門(みすこうもん)までの鴨川運河を歩きました。びわ湖から25.1kmポイントが京の都を潤した人工河川のゴールでした。

 疏水に沿った多くの部分が遊歩道として整備されていました。
 京阪電鉄とはルートが重なる部分が多く、何回か踏切を渡り、高架下を潜りました。

 疏水にかかるいくつかの小さな橋の橋脚に、六角形の星がデザインされていました。「六芒星」と呼ばれ、京都市電力局(当時)のマークでした。疏水は電力源でもあった名残のようです。

 京阪・墨染と丹波橋間の船溜です。
 こから西約290m、高低差15mの地点まで伏見インクラインが通じていました。明治28(1895)年に完成しました。
 この高低差を利用して墨染発電所もつくられました。

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自分でつくる ウィンナーとトマトソース・パスタ

 冷蔵庫に、きょうが賞味期限のウィンナーソーセージが2本、残っていました。これを消費するためにパスタで昼飯にしました。
 トマトソースも冷凍されていたので、簡単にワンパン・パスタにしました。この方法を知ってからは、ハマっています。食後に洗う鍋が一つという絶対的なアドヴァンテージがあります。
 こってり濃厚味に仕上がりました。

 ウィンナーとタマネギなどをざっと炒めました。
 あとはソース、水、塩などをいれてパスタの茹で時間ほどを煮込んで水分を飛ばせば完成です。

 ニンニク、タカノツメは必須です。

楊梅山から三好山 雪餅草をおかわり

 ポンポン山への高槻からの登山口にある神峯山寺(かぶさんじ)辺りにユキモチソウ(雪餅草)が咲いていました。
 白くて柔らかそう。じょうよまんじゅう(薯蕷饅頭)のようです。でもつまみ食いしたらたいへん。毒があります。
 カメラに収めるのだけを「おかわり」しました。次から次からで、メモリーがああ満腹です。

 花の外側は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれ、その中に先端が丸く膨らんだこん棒状の付属体があります。これを白い雪のような餅に見立てたのが名前の由来です。

 サトイモ科の植物ですが、根には強い毒があります。

 マムシグサとも同属です。あの真っ赤な毒々しさと、こちらの清楚な純白の対比がすごいです。

 ちょっと恥じらいの表情です。

 ツインズもいます。

 こちらは子どもですかね。

 1、2、3、4・・・。群生していました。

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京都・大原 シャクナゲ尾根の大ハズレ

 京都・大原の北に、シャクナゲ(石楠花)尾根はあります。このシーズン、東西2㌔ほどの尾根は、ピンクや白いシャクナゲのトンネルになります。
 それが、それが・・・。ちょっとのことですが、遅かったようです。おまけに「裏年」ということで、昨年はあれほど綺麗だったのがウソのようでした。
 パラパラと咲く花を、それでもよくぞ開いてくれたとレンズに収めました。

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若山神社への散歩道 キンランが咲いていた

 雨上がりの青空が広がりました。
 大阪・水無瀬の自宅から若山神社までカメラ片手に散歩しました。三川合流が見下ろせ、太閤道にスタート点でもあります。
 春は黄色い花が目立ちます。そんな中でとびっきりの金色のキンラン(金蘭)が、1株だけ咲いていました。

 わずか1センチほどのかわいい花弁です。

 昔は、さして珍しくもない里山の花だったようです。それが環境省レッドリストに掲載される絶滅危惧種です。

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ネックレスをつくってほしい! 黒いのも!!

 黒いのもつくってほしい! という奥さまからの追加オーダーでした。
 勢いづいてしまいました。2日連続のネックレス制作工房でした。
 布を黒く染めただけです。わたしの工賃を除けば、追加費用はかかりませんでした。

 生成り帆布を2枚重ねた布が残っていました。染料は買いに行かなくてもストック品を流用しました。
 パソコン・プリンター用の黒色交換インクです。型番を間違えて買ってしまい、無駄になっていました。

 黒字に黒鉛筆では見えません。粘着処理されたラベル用紙があったので、そこに円を描いて張り付けました。

 ハサミで切り取り、ラベル用紙をはがしました。

 切断面の染料が染みこんでいない部分は、筆で修正しました。

 あとは白色と同じ要領でした。2度目となると、コツもつかめて作業時間が短くなりました。

 これにて閉店です。

ネックレスをつくってほしい!

 ネックレスをつくってほしい-という奥さまからのオーダーでした。
 どんなの? と聞いてもイメージできません。百聞は一見に如かずです。そのネックレスを展示しているファッション衣料品店まで偵察に出かけました。
 なるほど、イミテーションをつくれないこともなさそうでした。なにせ9000円を超える正札がついていました。がぜん、やる気がでてきました。

 同じショッピングセンターにある手芸用品店にいって、材料を探しました。
 ちょっと分厚い生成りの布は、帆布が見つかりました。20センチで切ってもらいました。
 ひもは2種類を購入。着色剤は、染料のつもりでしたが違っていて不要でした。

 厚みをもたせるために、帆布に木工用ボンドを一面に塗って、二つ折りしました。

 コンパスで直径30mmほどの円を描きました。適当な瓶のふたでなぞった方が簡単でした。

 ハサミで円板を切り出しました。 13個も切るのは、ちょっと疲れました。

 円板をつなぐひもには「手縫いロウビキ糸(太)」というのを使いました。
 初めはもっと太いひもで試作しましたが、バランスがイマイチでした。

 円板に千枚通しで穴を開け、ひもを通して表と裏に結び目をつくって固定しました。


 
 等間隔に並べるのがなかなかたいへんでした。
 これも最初は5cm間隔でしたが、間延びしすぎてしまいました。3.5cmでやり直しました。

 ひもの両端に、キラリと光る樹脂製のビーズをぶらさげました。

 試着会を開いて完成です。
 これまでにつくった金、銀色のブローチと並べてみました。